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主婦だったりバンギャだったり。
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いい加減携帯が古いせいか他社携帯と写メが相互不可が増えてきました。
ゾンビちゃんの日記が画像重くて読み込まないのーあはは(笑)
そんな理由も有り多々写メ貰っても見られずなのでいい加減買い換えせざる得ないな・・・。
本体ボロだけど気に入ってるんだよねぇ。
うーん。明日実家帰るし見に行こうかなぁ。

と全く内容と題名が違いますが映画館に数年ぶりに映画を見に行きました。
新宿のバルト9へ。
綺麗な映画でしたー。
映画はアリス。
ネタバレ箇所も有るかと思うのでまだ見てない方は軽く流すと良いかなと思います。


感想としてはほぼ鏡の国のアリスを中心とした皮肉めいた政治批判。
19歳と言う微妙な年齢から大人の世界と子供のままで居たい狭間で揺れるアリスの気持ち等を余すとこなく綺麗に納めた映画だなーと。
映像も綺麗だしストーリーも綺麗だし申し分ないと思います。
ラストの戻ってきたアリスが皮肉めいてダンスするところが個人としては好きかな。
肩書き社会を冷やかして捨て去ると言うのが良く出てるなと。
難を言えば皆物分かりが良すぎるだろうと思います(笑)
あっさり回航に出ちゃったよーでもそのコート素敵。
ドレープ具合と立て襟で解禁の見頃なんて良いの!
と思った(笑)
そして成長、殻を破る、変化等を揶揄する蝶が飛んでいく。
とても素敵な終わり方じゃないでしょうか。
個人は一切の成長を拒否し続けている私は蝶のモチーフは統べなく大嫌いです。
でも分かりやすさを追求すべく蝶を飛ばせるところのベタベタ感は映画としては良いと思うし好きです。

他は白の女王言われてた通り相当腹黒いなーとか。
あれは確かに原作通りなんだけど敢えて一緒に住みましょうと手を差し伸べて欲しかったと言うか。
殺生嫌いでアリスにやらせて挙げ句流刑かと。
うむ美人なのにすることえぐいなと(笑)

からすと書き物机は日本語じゃかけ離れてて意味が分からんよとか。←言葉遊びのひとつだけど英語読みの引っ掛け言葉
ドゥドゥ鳥が意外な配色センス過ぎたとか。

ちょこちょこ気になる処は有りましたがあくまでも私の観点で書きます。
私としては原作のアリス像を細かく細かく深く掘り詰めた作品として凄く好きだと思った。
アリス作品の良い処は各々の中で解釈が自由に出来る事でもあると思うけど万人に分かりやすくしたらこんな世界なんだよ。
というのを忠実に描こうとしたんだと思うの。
だからベタだしこてこてなんだけどアニメ版よりは原作から付かず離れずで凄く良いなと思いました。

ティムバートンだからもっと刺激を。とか
ジョニーデップが出てるんだから狂気かファンタスティックさを。
ではなくナチュラルな不思議の国ワンダーランドを描きたかったんじゃないかなー。
きっとティムバートンはルイスキャロルのアリスが好きでそれを忠実に作りたかったんじゃないかなー。
なんて思いました。

最後に帽子屋が
残ればいい!
と言う科白に静かに首を振るアリス。
そして
やらなきゃいけないことがあるから。
と。
ジャバウォックを倒した事でアリスはもう大人に成る事に立ち向かう覚悟を決めワンダーランドを去るわけです。
多分または無いのだよ。
だって大人の階段上るんですもの(笑)
嗚呼なんて素敵なラストだー。
ファンタジーの王道中の王道俺の屍を越えてゆけです。
ジャバウォックはアリスの中の葛藤の表れなんだと思いますのん。
最初から最後まで美しいまでにファンタジーの王道なんだよこのアリス。

この徹底した潔さは凄いと思うな。
私はシザーハンズに次ぐお気に入り映画でした。

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